アジア市場はマチマチでした。前日小動きで終えた米国株式市場を映して、全体的に小動きでした。韓国(+0.81%)とシンガポール(-0.82%)が目を引く程度です。
一方、欧州市場は全体的に下げています。スウェーデン(-1.41%)、フランス(-0.99%)が比較的に大きく下げています。
米国では、ダウ(-94.17ドル)、ナスダック(-26.39ポイント)ともに大幅に下げています。急速に下げ幅が拡大して、一時はダウが100ドルを上回る下落となりました。僅かに下げ幅は縮小しつつあるようです。
現時点では、原因が特定できていません。
週間ベースの新規失業保険申請件数は僅かですが予想を下回りました。5月の耐久財受注は輸送用機器を除いた数字が前月比増加率がコンセンサスを僅かに下回ったのですが、けっして弱いわけではありません。(実績+0.9%、コンセンサス+1.0%)。
推測ですが、昨日発表になった5月の新築住宅販売件数の大幅減少のショックが尾を引いているようです。公的な援助を除けば経済の基調が弱いということをマーケットが改めて実感したわけです。
加えて、前日のFOMCの声明が、欧州問題の影響による回復の遅れを指摘したことも影響したと考えています。
これから、米国株式市場が下げ幅を多少縮小するにしても、明日の日経平均株価には厳しい展開です。
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