何かの略字だと思われる方がいるかもしれませんが、ただ単に「虻」をローマ字で表しただけでございます。これを「エービーユー」と言って虻だと分かる人はこの世に私を含めて3人だけ。従兄弟のNちゃん、Tちゃんだけです。
今日食事中に妻が「また虻が出てくる季節になるね」と言ったので私は「子供のころに比べればかなり少なくなった」と答えました。すると妻は「それ去年も言った」なんて指摘してきます。まぁ確かに去年も一昨年も言ったような気がします。
小学生のころは夏休みに一日中家の中で虻を捕まえていれば30匹ぐらいは捕獲できました。「メタボねこ」の由来になった太ったオスネコの母親は私の妹が拾ってきた猫で、かなり野生的でした。捕獲した虻を次々に食べてしまい、その後一気に吐いて虻の塊が床に転がっていたことを思い出します。
ひゃ~今思い出しても寒気がします(@_@;)
夏休みになると従兄弟のN,Tちゃんが我が家に遊びに来ます。いつ頃誰が始めたかは定かではないのですが、家にわんさかいる虻を捕まえてロケット花火にセロハンテープで縛りつけて飛ばす遊びが大流行しました。今風にいえば「ブレイク」しました。
残酷だ!生命を粗末にしている!という批判を受けそうですが、油断していればこちらも血を吸われるわけだし、そもそも子供なんて結構ひどい遊びを思い付くものではないでしょうか?
そんな遊びを思い付いたのがだれかはもう永遠に謎ですが、とにかく夏休みにN,Tちゃんがうちに来ればおもちゃ屋さんのロケット花火が品切れになるくらい買い占めて飽きもせず次々に打ち上げました。
それをNちゃんは「宇宙開発に犠牲はつきもの」なんて言うのでした・・最高で3匹まで一発のロケットに搭乗することができますが、4匹にするとバランスが全く取れず横に飛んでくるのでけっこう危険です。
今時の子供たちが虻を、というより虫全般に対し免疫も興味もないようですし飛来する数も激減しているのでこんな遊びももうできないかもしれません。以前、会社の机の周りを虻がブンブンいって飛んできたことがあり、素手で飛んでるやつを捕まえたら上司が真顔で「大丈夫か!刺されるぞ!」と言いましたが、団塊の世代の方々も虫の知識とかが無いのかなぁと感じました。
虻の捕まえ方なんかよりテストで一点でも多く取るスキルの方が大事かもしれませんが、私は古い人間なのでそういう考え方には強い疑問があります。