昨年8月発売開始の桃屋の「辛そうで辛くない少し辛い
ラー油」が先鞭をつけ、ラー油トップメーカーのエスビー
食品が「ぶっかけ!おかずラー油」を今年3月に投入して
食べるラー油の市場が急拡大しています
2製品ともに生産が間に合わない状況で、同じくエスビ
ーの「李錦記 具入り辣油」も品薄状態が続いています
いずれの商品にも共通しているのがニンニクがたっぷり使
われていることで、原料となるニンニクの調達にも支障が
出ています
ニンニクの国内生産は青森県産が7割超を占めており、
中でも田子町(たっこまち)のニンニク「福地(ふくち)
ホワイト六片種」が有名ですが、業務用ニンニクとして
は価格が安い中国産が主に使われています
食べるラー油のブームに加えて、主産地の中国で冷え
込みと干ばつの影響によりニンニクの供給量が減少し
労働コストの上昇や投機マネーの流入で中国産ニンニク
の価格が高騰、加工食品などに使われるニンニクフレー
クは過去1カ月間で3割前後の上昇となっているそうで
す