ポイント
米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は10,000円を割ってのスタートになりそうです。ユーロの下落がザラバでの重石となり、軟調気味な展開を想定しています。
米国マーケットの動向
5月の中古住宅販売件数がコンセンサスを大きく下回ったことの影響が多少見られたのですが、それでもダウ平均株価は2時前までは比較的に堅調な推移でした。ところが、その後急速に値を崩して、148.89ドル、1.43%安で終えています。
VIX指数が2時頃から急上昇して8.72%高となりました。投資家のセンチメントが大きく悪化したことを示唆しています。リスク許容度が低下したことから、原油などの国際商品からリスクマネーが引き上げられたと見られます。原油が0.78%低下しました。
このような動きを背景に、エクソン・モービルが1.89%下落しましたが、午後の低迷が目を引きます。
ハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も1.81%下げました。やはり2時以降の下げが鮮明です。
今日の日経平均株価は?
このような米国株式市場の動向を反映して、CMEの日経先物価格(円ベース)は9.960円となっています。この近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ザラバでは為替の動きが重荷となり、軟調な推移を警戒しています。
ドル円は、月曜日の株式市場を熱狂させた円安分がすっかり消えてしまいました。
ユーロドルは、ドル円以上に円高への振れが鮮明です。
今日は日銀の白川総裁の講演会の他、イオンモールの決算が発表されます。
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