ポイント
人民元の弾力化を好感したアジア、欧州市場の上昇を背景に大幅高でスタートしたダウ平均株価なのですが、結局値を崩して前日を僅かに下回る水準で終えました。この影響で、今日の寄り付きは10,160円近辺をメドに低目になりそうです。昨日は円高に振れた為替が今日は円高方向へ戻していることが、ザラバの重石になりそうです。
米国マーケットの動向
午前10時頃には143.52ドル高をつける好調な出足のダウ平均株価でしたが、その後は一転して軟調になり、8.23ドル、0.08%の小幅下落で終えました。
アジア市場を中心とする楽観的な動きに乗っては見たものの、欧州の状況が改善したわけではないことが気になったように見えます。ユーロドルが大きくユーロ安、ドル高方向に振れたことが直接の重石になったと見ています。
VIX指数が3.88%と比較的に大きく上昇しており、投資家のセンチメントが悪化に転じたことを示唆しています。
今日の日経平均株価は?
米国株式市場の動きを受けて、CMEの日経先物価格(円ベース)が10,160円となっています。この近辺を今日の寄り付きのメドと考えています。
ザラバに大きく影響のある為替ですが、ユーロ円が大きく円高方向に振れていることが重石になりそうです。
ドル円も。ユーロ円ほどではありませんが、円高方向に動きました。
したがって、軟調気味な小動きを想定しています。
重要な経済指標の発表は予定されていませんが、5月の全国スーパー売上高、そしてニトリ、ツルハ、キリン堂の決算発表があります。
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