今日のマーケット動向と月曜日の見通し 6月18日

スケアクロウさん
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ポイント

 連日似た展開が続きます。膠着気味に推移した為替にそのまま連動したような動きでした。ただし、大引け後に円高が進んでおり、米株先物も軟調になってきましたので、月曜日の日経平均株価の重荷になりそうです。

今日のマーケット動向

 28円高で寄り付いた日経平均株価は64円程度の狭い値幅の中での値動きにとどまったまま、4.38円、0.04%の小幅安で終了しました。始値と終値の差は僅か33円ほどでした。



 強いて特徴を探せば、午後1時から2時にかけて調整色が急速に強まったことが指摘出来そうです。

 背景はいつものように為替。ただし、個人的な印象なのですが、今日のマーケットはユーロ円よりもドル円の動きを気にしたように見えます。前日の米国市場が経済指標に大きく動揺したことが理由の一つかもしれません。(「米国の新規失業保険統計で状況が一変」)



 午後1時から2時にかけてドル安円高に急速に振れたことが、株式市場の動きと重なります。

 ドル円60分足でみると、膠着状態で推移した為替の状況が鮮明です。



 為替に振られるばかりで、主体性が見えないマーケットの状況に、正直なところ多少フラストレーションを感じますが、それが現実ですから致し方ありません。

 そうは言っても、個別銘柄を見ると好調な動きを見せたものもあります。「iPhone4」人気の続くソフトバンクが2.68%上げています、午後の上げが目を引きました。



 TOTOも4.53%と大きく上昇しました。5月上旬から中旬にかけての下落の反発という側面もありますが、住宅関連の内需株として注目出来そうです。



 アジア市場はマチマチです。インドネシア(+1.33%)、マレーシア(+1.01%)の上げが目立つ半面、上海が1.84%と大きく下げています。その他はおおむね小動きにとどまりました。

 欧州市場もマチマチで始まりましたが、下げに転ずる市場が増えています。ただし、動きは小幅です。

 GLOBEXでは、ダウ(-16ドル)、ナスダック(-1.5ポイント)ともに軟調に推移しています。基調は弱まっている印象です。



月曜日の見通し

 米株先物の動きから、ダウ平均株価は軟調気味に推移しそうです。

 加えて、今日の東京市場が引けた後に、急速にドル安円高に振れています。ユーロ円もほぼ連動した動きです。

 したがって、月曜日の日経平均株価は安く寄り付く可能性が高いと見ています。詳細は週末にご報告します。

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