ポイント
米国株式市場が小高く終えたことを映して、今日の日経平均株価も僅かに上昇してのスタートが期待できそうです。ザラバは、為替に大きな変動がなければ、小動きに推移すると見ています。
米国マーケットの動向
10時半には72ドルまで下げ幅を拡大する不安なスタートとなったダウ平均株価ですが、その後は持ち直して4.69ドル、0.05%高で終了しました。ただし、上昇したとは言え、大引け30分前には34ドル安をつけていますので、堅調であったというイメージはありません。
持ち直しを牽引したのはハイテクでした。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が10時半頃から回復に転じて、0.44%の上昇となっています。
ナスダック銘柄のアップルが2.91%と好調に上げました。引け後の時間外取引でも、さらに0.06%上昇しています。
ダウ平均株価が、午後2時頃にかけて24ドル高となった背景には、オバマ大統領との会見で200億ドルの資金を原油流出事故の補償資金として拠出することを決めたBPのADR株が1.4%上昇したことがあると見ています。BPは引け後の時間外取引でも、さらに0.69%上げています。
VIX指数は0.19%と小幅に上昇しています。投資家心理は僅かに悪化気味であったことを示唆しています。
今日の日経平均株価は?
米国株式市場の状況を反映したCMEの日経先物価格(円ベース)10,090円の近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ユーロ円は昨日に続き、比較的に小幅の動きであることから、今日のザラバも小動きになりそうだと見ています。
今日は4月の景気動向指数改定値の他に、重要な経済指標はありません。
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