6月16日の日経平均は10067.15(+179.26)と窓をあけて上昇。転換線に続いて、基準線1008.23を奪還。とはいえ雲の下限は10784とずっと上。ボリンジャーはTP(25日)9847を上抜けプラスσに接近。MACD RCIは上昇。
ダウは10409.46(4.69)転換線、基準線10338上を維持。雲の下限10554はまだはるか上。ボリンジャーは10258を上抜け。MACD RCIは上昇。
ドル円は91.42基準線91.32、転換線91.85の間。雲91.22のわずかに上。ボリンジャーはTP91.46の近辺。MACD、RCIは下落。
ユーロ円は112.58転換線110.65を上に抜け基準線113.36の近辺まで回復。ボリンジャーはTP112.06のわずか上、バンドは狭まり、MACD RCIは上昇。
アメリカは住宅は政府のテコ入れが終了したことで下落しているが、鉱工業生産は拡大を続けておりユーロの落ち着きを受け、ダウのチャートも底入れを明確に示してきた。日経平均も、後追いする形で、ダブルボトムを形成し、基準線を奪還。このまま基準線を維持出来れば、上昇への転換が期待できそうだ。ドル円は動きが乏しいが、ユーロのチャートが底打ちを示してきたことで、リスク回避が一巡し、経済の回復を反映する方向で株価が動きはじめている。とはいえ、中期的にはユーロの下落は止まっていないので、ユーロ圏の悪材料がでてくると、ふらつく可能性もあり、注意が必要だろう。