些細なことかもしれませんが、為替が株価に影響するのか、株価が為替に影響するのか、について考えてみたいと思います。
為替と株価が連動するために、ニワトリが先か、卵が先かという議論になりがちなのですが、私は為替が先と考えています。
理由は市場規模の差。株式市場の1日の取引高が1兆円程度であるのに対して、東京外国為替市場の規模は、BISの調査では2007年23.8兆円。この調査は3年ごとですから、現在はこれが最新となります。日銀の外為円決済交換高(片道ベース)を見ると、2010年2月の段階で、1日当たり16.3兆円となっています。
したがって、株価の動きが為替に影響するというのは、舞の海が小錦を振り回しているようで、痛快ではあるのですが、現実味に欠けるような気がします。
というわけで、為替が株価に大きく影響すると考えています。
ちなみに、株式市場と為替市場の規模の差は16~23倍もあるのですが、舞の海の現役時代の体重は100kg、小錦は一番多い時で285kgです。その格差は2.85倍にすぎません。
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