日経平均株価が3営業日続伸。
大引けは前日比87円64銭高の1万5222円85銭だった。
米シティグループがアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国政府のアブダビ投資庁から75億ドル(約8000億円)の出資を受けると発表。
これでひとまず米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に対する懸念が後退し、日経平均は急伸。
終値では4営業日ぶりに1万5200円台を回復した。東証株価指数(TOPIX)は続伸。
昼休み時間帯の米シティグループの発表で雰囲気は一変し、円相場が1ドル=108円台半ばまで押し戻されると、売られていた金融株や輸出関連株が買い戻された。
もっとも市場では、サブプライムローン問題は米国の追加利下げなど政策対応がなければ終わらない、との声が出ていた。
急伸以降は戻り待ちの売りに押される場面があった。
日経平均は前日終値を挟み、方向感に乏しい展開が続いた。
また、アブダビ投資庁のシティへの出資は一過性の材料にすぎない、買い戻し主体で指数を引っ張り上げたが円高基調に変化はなく、依然として警戒は怠れない、国内景況感にネガティブな材料が出れば、調整長期化はやむ得ないだろう、との声が市場に出ている。
特定プレーヤーが先物市場で暴れマーケットを歪めている、流動性に関係なく大口売買に動き、踏んだり投げたりの状態だ、彼らが退場すれば、市場もまともに機能するだろう、などの意見も出た。
いっぽう新興株式市場はまちまち。
日経ジャスダック平均は反落したが、大証ヘラクレス指数と東証マザーズ指数は続伸した。
またユビキタス(3858)に引き続きNEOの銘柄である(株)ウェブマネー(2167)の発行価格は100,000円に決まりました。
こちらも大きく上がる銘柄になるでしょう。
話は戻りますが、市場では、米シティグループへのアブダビ投資庁の資本参加が明らかになり、相場は全体的に切り返したが、短期筋中心の動きであり、個人投資家の多くは手を出していない、ということだそうです・・。