金融原子力爆弾

[はるるっぴさん]

週末、百貨店で夏服を買った。

バーゲン前なのに、バーゲン価格にしてくれた。(^^ゞ
（有名なブランドなのに…ここだけの話です。）

店員さんとは、顔なじみです。

先日は、お世辞で

「はるるっぴさんの話は、とても勉強になるので、
買わなくてもよいから、また来てください！」と言われた。

なかなか商売上手だと思った。


以下、眠くなると思う。(^。^)y-.。o○


前にも書いた日経新聞の夕刊

「目からウロコの投資塾」中空　麻奈氏著

参考になると思う。

ある株式投資をしている
自称投資家（わたしも同じですが…）に、この記事を見せると

「何を書いているのかさっぱりわからない！」
「何を言いたいのかわからなし、内容も全然わからないよ～」

「主語と述語もわからないし、興味ないわ～」(~_~;)

聞く相手を間違ったと思った…


このシリーズの中に、
クレジットイベントと「最終価格」の表がある。

この表現は、個人投資家には、わかりづらいだろう。
「CDSの売り手の免除額」のことです。


さて


最新型の金融時限爆弾のひとつ

「合成債務担保証券」

わたしは、みんかぶで、ある会員さんからの依頼で日記を書く前から
当時のフレンドとの交換日記？でこの点（シンセテッィクCDO）を書いてきた。

みんかぶの設立から1年目くらいの時だったと記憶している。

その会員さんが、みんかぶを退会されたので
履歴は残っていないが、早くから指摘してきたつもりです。

残念ながら、これから問題になってくるでしょう。

この複雑難解な「合成債務担保証券」のことを理解しないと
これから起きることは、永遠にわからないと思う。

何もかも終わってから、マスコミたちと一緒に
「なんじゃそれ～」と言って騒ぐことになるかもしれません。
（FPジャーナルには、CDOの解説があったと思う。）

一昔前、日本の広島や長崎に原爆が投下されたことは周知の通り。
当時も原爆が投下されてから、マスコミたちは騒いでいた。

歴史は、繰り返すでしょう。

投資家に必要なのは、先見性だと思う。

そして

「クリティカル・シンキング」
（批判的志向：疑うこと）

だと思う。


シンセティックCDO（合成債務担保証券）は、
複雑な因数分解を使って、CDSを束ねたもので、
参照組織は、多いもので50～200くらいのものがある。

データベースの知識のある人は、「参照組織」の意味がわかるでしょう。

CDSとは、適当に書けば
他人の家の火災保険を掛けること。

（普通は、自分の家の火災保険に加入する。）

以前にも書きましたが、

参照組織を100にすると
訳が分からないので
5つくらいにするものもあった。

その中で、1つでもアウトになると償還されるのが
ファースト・ツー・デフォルト（FTD）

2つアウトになると償還されるのが
セカンド・ツー・デフォルト（STD）

全く関係ありませんが、野球は、3つアウトでチェンジです。（イメージ）

CDSだけだと、イベント（国や企業がデフォルトすることなど）が発生したときに
保険金の支払いができないので

「合成債務担保証券」には、担保資産が組み入れられている。

世銀債（世界銀行債券）
世界銀行本部　アメリカ　ワシントンD.C.

ノルウェー債　
ノルウェー王国は、それなりにお金持ちの国です。

アジア開発銀行債　
アジア開発銀行本部　フィリピン　マニラ

など市場から勝手に買ってきて組み入れしていた。

（個人的には、あまり信用はしていませんが）

信用のある世界銀行が、「合成債務担保証券」など発行する訳ありません。

このCDOが最新型金融時限爆弾で
その破壊力は、未知数です。

わたしも含め「合成債務担保証券」を理解することは、
とても難しいと思う。

しかし、少なくとも、投資家と名の付く人は
基本的な「仕組み」と、その「存在」を知ることは必要でしょう。

なぜならば、これからの経済に大きな影響を与える可能性があるからです。

最低でも

得体の知れない
「恐ろしいもの」が世の中にあることを
理解してほしいと思う。

これが爆発すると、日本の銀行もバタバタ倒れることになる。

CDSは、正しく活用されれば、必要なものだったが
少なくとも、今までは、必ずしもそうではなかった。

CDSの発明者も、
ノーベル賞を設立したダイナマイトを発明した
アルフレッド・ノーベルと同じような心境になっているかもしれません。


おしまいです。

[melehulaまーちゃんさん]

おはようございます。毎回拝見しております。自称大ファンです。
はるるっぴさんの、情報に無知なほど恐ろしいものは無いことを、私に教えてくれています。そして、以前「笑顔に勝る化粧なし！」の格言を教えていただき、どんなときも笑顔を忘れずに生きていきたいと、改めて思っています。素敵な「言の葉」有難うございました。また、これからもぞーっとする、怪談話楽しみにしております。梅雨入りですが、ご自愛ください。（＾＾）/