10日の東京株式市場で日経平均株価は反発。終値は前日比103円52銭(1.10%)高の9542円65銭だった。円相場の上昇一服など外部環境がやや落ち着きを取り戻したことを手掛かりに、主力株への見直し買いが優勢だった。円相場が一時1ユーロ=110円台まで下落したことを追い風に、大引けにかけて一段高となった。前場は欧州諸国の財務不安などを背景にした売りが重荷となり、小幅に下げる場面もあった。工作機械需要の拡大期待からファナックが売買を伴って急伸し、日経平均の押し上げ要因となった。東証株価指数(TOPIX)も反発した。