最近、話題になっているマルクスの資本論ですが
私も何冊か読んでおります。
その中で今回は特に読みやすかった
マルクスは「現在」をどう読むか、を紹介いたします。
マルクスの資本論を翻訳した本もありますが、量が膨大で
本文の内容も難しすぎました。
ですから私はわかりやすくまとめてくれている本を
読んでおりますが、これは投資をしている人には
役に立つ内容も含まれています。
もちろんマルクスが暴いたというか、資本主義の
知られざる本当のメカニズムについても読みやすく
要約されておりました。
話の流れも順序立ててスムーズに展開されていて、
読みやすいです。
分かりやすさで言えば、これが一番だと思います。
さらに私が気に入ったのは、本文に出てくるエピソード1、2
のストーリーです。
エピソード1は、未来の日本経済の話を書いており、結構強烈な
内容ですが、決してフィクションとは言い切れません。
エピソード2は、サブプライムローンと資本主義の欠陥を
対比させた話を用いて、著者からのメッセージを感じることが
できました。
読者にわかりやすい例え話ですし、読んでおいて損は
一つもないと私は思いました。
他にも3章、終章では著名投資家も登場したりしますので、
投資のヒントになる内容もありました。
個人的には177ページの
「ストックオプションは株価を気にして短期志向になりすぎるため
真の発展に繋がらず有害である」という一文は勉強になりました。
http://saig.livedoor.biz/archives/1787392.html