ポイント
日経平均株価は上昇して始まりそうです。9,500円を上回っての寄り付きを想定しています。ダウ平均株価が100ドルを越す大幅な上げとなったことが背景です。為替が円安に振れる動きを見せていることから、ザラバも堅調な小動きが期待できそうです。やっと一息つける一日なりそうなのですが、ダウの上昇には、これまでの大幅下落からの反発の他に、明確な理由がないことに注意が必要です。
米国マーケットの動向
ダウ平均株価は、123.49ドル、1.26%の大幅高となりました。ただし、過去2日間に440ドル近く下げたことの反動以外 に、明確な理由が見当たらないことには注意が必要です。午後1時50分には、前日終値を24ドル弱下回っていたことは頭に入れておく必要がありそうです。
2.89%上昇したJPモルガン・チェースの大引けにかけての動きが目を引きました。
加えて、2.91%上げたダウ・ケミカルも大引けにかけてマーケットの上昇に貢献したようです。ただし、引け後の時間外取引では2.05%の下落となっていますので、注意は必要です。
VIX指数は7.85%下落しており、欧州の状況が依然として不透明な中なのですが、投資家心理が多少の落ち着きを見せたことを示唆しています。
今日の日経平均株価は?
ダウ平均株価の上昇を背景に、CMEの日経先物価格(円ベース)が9.510円となっていますので、この近辺を寄り付きのメドとしています。
ザラバは、これまでと同じように為替の動きがポイントになりそうですが、円安方向に振れていることが下支えとなって、堅調な動きを期待しています。
ユーロ円は多少振れが大きいのですが、円安気味に動いています。
ドル円はユーロ円以上に円安への振れが鮮明なように見えます。
今日は4月の機械受注統計が発表されます。大きくマーケットを動かす要因になることは想定していません。決算は、アヲハタ、ミロクなど10社程度です。
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