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アジア単一通貨構想の推進必要-ADB研

 ユーロのあり様を見て、なお、こう言う事が言える神経って言うのは、どの様なものだろう?
 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a2GV4Ai1NbOY
 ”アジアは単一通貨導入の道筋を付けるため、経済統合を強化し、貿易・投資規制を緩和する必要があると、アジア開発銀行(ADB)研究所はみている。

ADB研の河合正弘所長は4日、英語でインタビューに答え、アジアは2050年までに世界最大の経済圏になる可能性があると指摘。取引コストを引き下げ、外部からの影響が域内の政策に及ぶのを防ぐためには、単一通貨が必要になると指摘。欧州はユーロが抱える課題に直面しているが、アジアは共通通貨の計画を推進しなければならないとの 考えを示した。

河合所長は「欧州危機はアジアに多くの教訓を与えているが、通貨統合に向けたアジアの取り組みの妨げにはならない」と説明。「欧州危機が示しているのは、通貨統合の達成にはさまざまな準備が必要になるということだ。第一に経済を確実に統合させること。投資と貿易、金融、人々の動きが国を越えて自由になるため、障壁を撤廃しなければならない」と指摘した。

アジアの単一通貨導入構想が初めて議論されたのは、タイ・バーツの切り下げが域内の金融危機につながり、各国通貨の急落を招いた1997-98年だった。国際通貨基金(IMF)は4月、アジアが世界経済の回復を主導すると予測。日本とオーストラリア、ニュージーランドを除く新興アジアは2010年が8.5%、11年が8.4%の成長になるとの見通しを示した。

アジアのドル準備は拡大している。各国中銀が通貨の競争力を保ち、 輸出の伸びを下支えするため、為替介入をしているからだ。中国の外貨準備は2兆4500億ドルと、世界最高。台湾も先月、過去最高の3600億ドルに達した。

ドル依存

河合所長は、アジアは経済規模の拡大に伴い、ドル依存を軽減する必要に迫られると指摘。「大規模な経済圏がドルに依存するのは理にかなっていない。ブロック外の国に政策を左右されてしまうことを意味するからだ」と語った。

IMFが3月31日発表した四半期リポートによると、世界の外貨準備に占めるドルの割合は昨年10-12月期に62.1%となり、前期の61.5%から拡大。一方、ユーロの割合は27.8%から27.4%、円は3.2%から3%にそれぞれ縮小した。

河合所長は「欧州からの教訓は、通貨統合には財政政策面での協調が必要ということだ」と指摘。「金融政策は財政面の協調によって補う必要がある」との認識を示した。”
 各国の金融政策の足並みをそろえる方法って何って感じですね。
 それが簡単に出来るならユーロは、ここまで混乱してない気がするんですが。
 理想が有るのは良いけど、それが夢想の域へ達してる気がするんですがね。
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