今日のマーケットを振り返る 6月4日

スケアクロウさん
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ポイント

 小動きに終始した一日でした。為替の動きが止まったことが大きかったと考えています。寄り付きと大引けの価格差は-8円程度。新首相誕生など比較的に目を引くニュースがあった割には、株式市場の動きが小さかったという印象です。これから発表される米国の5月の雇用統計は、月曜日の日経平均株価にはるかに大きな影響を与えそうです。現在の米株先物は軟調に推移しています。

今日のマーケット動向

 4円安で寄り付いた日経平均株価は、すぐに上昇基調に転じ、10時半頃には上げ幅を48円まで拡げました。しかし、その後は一転して軟調に転じ、2時半近くには46円安を付けています。大引けにかけて多少戻したのですが、結局13円、0.13%の小幅安で大引けとなりました。



 終わってみれば、94円程度の比較的に狭い値幅を往復しただけという感じです。寄り付きと大引けの値幅は僅かに8.05円の下落。個人的な印象ですが、政治面で比較的に大きなニュースがあったにしては、インパクトが小さかったと思っています。

 個別銘柄を見ると、2%強の下落となったファーストリテイリング1社だけで日経平均株価を11円程度引き下げるインパクトがありました。



 ユーロ円の動きを見ると、ユーロ高への振れが止まり、今日は小動きに終始しました。



 ドル円は大きな流れとしてはドル高基調を維持しているのですが、今日の株式市場のザラバ中はユーロ円同様に大きな動きが見られませんでした。



 このような為替の動向も、日経平均株価のザラバに展開に影響したと見ています。

 アジア市場はマチマチです。ただし、マーケットの変化率は非常に小幅でした。

 欧州市場は、アジア市場に似たマチマチの動きでスタートしたのですが、急速に弱くなっています。イタリア(-2.11%)、オーストリア(-1.79%)、フランス(-1.09%)などの下げが目立ちます。

 この欧州市場の基調悪化は、GLOBEXの動きが原因のようです。ダウ(-60ドル)、ナスダック(-14.75ポイント)ともに大きく下げて推移しています。下げ幅は急拡大しています。



 今日は5月の雇用統計が最大の焦点です。発表を間近にして、様子見の姿勢が強まっているのだろうと推測しています。

 雇用統計が、米国株式市場だけでなく、月曜日の日経平均株価にも大きな影響を及ぼすと考えています。

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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム 

 
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