月曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、大手格付け機関がスペインの国債格付けを引き下げたと伝わったことが嫌気され大幅に下落したことから、売りが先行して寄り付いた。その後は、外国為替市場で円相場が対ユーロで円安基調で推移したことが好感され、日経平均は一時プラスに転じる場面も見られるなど、前日終値付近でもみ合う展開となった。また、4月の鉱工業生産指数速報値は前月比1.3%プラスと2カ月連続の上昇となったが、相場への影響は限定的だった。
後場に入ると、前場での底堅い値動きが投資家心理に買い安心感が拡大し、日経平均は小幅ながらプラス圏での値動きとなったが、欧州市場の動向を見極めたいと積極的な買いは入らなかった。
業種別TOPIXでは、繊維製品、パルプ・紙、石油・石炭が上昇した一方、銀行、卸売、その他金融が下落した。個別では、セブン銀行、グリー、ACCESSが高い。半面、新生銀行、ジェイテクト、ダイキン工業が下げた。
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