スマートグリッド

スケアクロウさん
スケアクロウさん
 今日は、外出をしており、帰宅が遅れました。マーケットをきちんとフォロー出来ておりませんので、後ほどご報告します。

 外出の途中、日本経済新聞社が主催する環境シンポジウムで話を聞いてきました。テーマは「電機のスマート利用とスマートグリッド」。

 「スマートグリッド」と呼ばれる次世代の「賢い」送電網については、既にマーケットでの注目を浴びてきていますので、改めて繰り返す必要はないだろうと思います。

 それでも、500人程度は収容できる会議場が完全に埋まり、このテーマに対する関心の高さを肌で実感しました。

 関心の高さは、この問題が単に電力の効率的利用というだけにとどまらず、社会インフラに重大な変化を引き起こすためだと見ています。

 とりあえず、興味を覚えたポイントをいくつか取り上げると次の通りです:

EV(電気自動車)は止まっているときは蓄電設備、つまり電池としての役割を持つ。

ヒートポンプを装備した住宅を、蓄熱媒体と捉えて、エネルギーのネットワークの構成要素とする。

TWIN SOLAR・・・・太陽光に加えて太陽熱の有効利用

 その他にも、数多くありますが、これらを組み合わせて考えると、どうやらこれまでとは全く違った生活様式が浮かぶ上がってきます。その意味で、投資アイデアとしては非常に大きなものであるという印象を持ちました。

 そして、このテーマにとってスマート・メーターと呼ばれる「賢い」電力メーターが非常に重要な役割を持っていることを改めて確認しました。

 今日のところは、このシンポジウムの参加者のご紹介を兼ねて、記憶に残った言葉を一言ずつ記しておきます。

小宮山 宏(三菱総合研究所理事長)   創エネルギーと省エネルギーで低炭素社会を実現

Johane Meager(e8 事務局長) 世界の大手電力企業で構成されるe8は、世界的規模で持続可能なエネルギー開発を実施していく。 

Bjorn Stigson(持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)事務局長 グリーンレースが始まった。(The Green Race is on.)

Wolfgang Strassburg(ドイツRWE 副社長) このテーマの政治的制約に配慮が必要。有権者の理解を得ることが大切。

Giuseppe Montesano (イタリア Enel社環境政策・気候変動部長) 電気メーターと自動メーター管理(AMM)がキーポイント。

John Stowell(米国 Duke Energy 副社長) このシステムでは、需要サイド、特に消費者が重要。消費者の理解を得る努力を。

伍萱(中国国家電網公司 研究開発部部長) 強力でスマートなグリッドの建設を2020年に完了する予定。

山口 博(東京電力 常務取締役) TWIN  SOLAR・・・太陽光と太陽熱の効率的利用を 3つのE : Energy Security ,Environmenntal Conservation、Economy

上田 昌則(日産自動車 企画・先行技術開発本部) セロエミッション車でリーダーに

梅村 博之(三菱電機 役員理事) 創(太陽光発電)、省(ヒートポンプ)、畜(蓄電池)

宮坂 修二(日本IBM) Smarter Planet : 賢い社会システム構築

(文中で敬称を省略させていただきました)



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