27日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。大引けは前日比117円06銭(1.23%)高の9639円72銭となった。後場にかけて外国為替市場で円相場が伸び悩み、大引け間際には対ユーロ、ドルそれぞれで一時下落した。これまで輸出関連企業に採算悪化懸念が台頭していたが、円高一服を受けて見直し買いが入った。朝方には大幅安で始まった株式相場が上げ幅100円超に転じ、前・後場を通した日経平均の値幅は246円87銭と、11日(250円81銭)以来の大きさとなった。東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反発した。