ポイント
米国株式市場の大幅下落を映して、今日の日経平均株価は大幅安でのスタートとなりそうです。ザラバも軟調な展開を警戒しています。ただし、これまでとは違う動きも出ているため、そろそろ下げすぎのリスクを念頭に入れておいた方がよさそうな気がします。
米国マーケットの動向
ダウ平均株価は、スタート1時間程度で300ドルを越える下げ幅となり、その後は下げ止まり傾向が見えたのですが、結局大引け30分前にもう一段下落して、376.36ドル、3.60%の大幅安で終えました。
欧州市場の下落に加えて、週間ベースの新規失業保険申請件数、4月の景気先行指数などの経済指標がコンセンサスよりも悪かったことが、マーケットの下落を牽引したようです。
VIX指数が29.64%も跳ね上がり、投資家心理の悪化を鮮明に映し出しています。
投資家のリスク許容度の低下によって、商品市況から資金が引き上げられた模様で、原油価格は2.66%と大きく下落しました。
このように、米国株式市場は厳しい状況でしたが、為替の動きがこれまでと様子が違うことに注目しています。
ユーロドルは、大雑把に見ると、ユーロ安ではなくむしろユーロ高であったように見えます。
ユーロ円もユーロ高傾向です。
そして、ドル円は明らかにドル安に振れています。
ということは、これまで問題になって来たユーロ安から、ドル安に焦点が当たってきそうな様子です。
今日の日経平均株価は?
米国株式市場の大幅安を背景に、CMEの日経平均先物価格(円ベース)が9,665円と大幅に下げています。これを今日の寄り付きの一応のメドとしています。
ザラバでも為替の動きが重石となって、軟調な推移を警戒しています。
今日は、日銀の金融政策決定会合の内容発表に加えて、3月の景気動向指数改定値が公表されます。決算は、東京海上ホールディングスなど50社余りです。
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