財政危機がもたらすドイツ景気への恩恵は特に最近言っている事と同じで共感できる内容です。三井住友銀行もユーロの見通しをから口にしたが、土曜の朝までの下落は想定外だったようだ。ただ、ここまでユーロのショートが積み上がると反動はあるだろう。でも、ドイツの姿勢は変わらないだろうから、ユーロ90円ポンド100円は現実に起こりそうだ。そのとき、ドルは意外高かもしれない。株価も内需関連、特に宝飾関連は良いだろう。
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ギリシャ首相：米投資銀への法的措置を検討中－ＣＮＮインタビュー
ギリシャは同国の債務危機に関与した可能性がある複数の米投資銀行に対する法的措置を検討している。パパンドレウ首相がＣＮＮに対して明らかにした。ファリード・ザカリア氏のインタビュー番組で同首相は「法的手段を講じる可能性を排除しない」と述べた。米銀の役割についての質問に13日答えたもので、番組は16日に放映予定。パパンドレウ首相もザカリア氏も
米グーグル：無線通信網上のデータ誤って収集－街頭画像の情報集めで
インターネット検索最大手の米グーグルは、無線通信ＷｉＦｉ（ワイファイ）上で送受信したデータを誤って収集していたことを明らかにした。利用者がウェブ上で街頭画像を見られるサービス「ストリートビュー」向けに情報を集める中で起きたという。
独ダイムラー：ニューヨーク証取の上場廃止へ－コスト削減を優先
ギリシャ財政再建「渡りに船」－かつての敵トルコが軍事費削減で合意
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ユーロ安見込む取引が過去最大、支援策発表翌日に－先物市場データ
ユーロ信認失墜につながりかねないソブリン危機封じ込めで欧州当局が7500億ユーロ（約90兆円）規模の緊急支援策を発表した今月10日の翌日に、先物市場ではユーロ相場の対ドルでの一段の下落を見込む取引が過去最高に達していたことが14日、分かった。
ゴールドマンなど10社をマサチューセッツ州調査－地方債ＣＤＳ取引
Ｇ７財務相が電話でギリシャ情勢討議、決定事項は何もなし
ブラジル株下落－欧州懸念でボベスパ指数１週間ぶり大幅安
Forex Weekly～ドル、円、ユーロの為替見通し、トピックス「ギリシャ危機の日本への影響」
http://www3.keizaireport.com/jump.php?RID=110879&key=800
掲載日:2010-05-15 発表元:三井住友銀行
＜来週の予想ポイント＞
ドル/円 レンジ ・米国のファンダメンタルズではドル買い。
・日本のＧＤＰは良好と予想されるが、材料とはなりにくい。
ユーロ/円 ボラタイル ・ギリシャ問題の進展もあり、相場定まらず。
今週のレンジ 本日正午 来週の予想レンジ 4 月～6 月の予想レンジ
ドル／円 90.83-93.65 円 92.77 円 91.00-94.00 円 89.00-98.00 円
ユーロ／ドル 1.2516-1.3095ﾄﾞﾙ 1.2531ﾄﾞﾙ 1.2400-1.2800ﾄﾞﾙ 1.2000-1.4000ﾄﾞﾙ
ユーロ／円 114.59-122.29円 116.26円 115.00-119.00円 110.00-130.00円
（今週のレンジは先週金曜日正午～本日正午、予想レンジは本日正午～来週金曜日正午）
ユーロ圏1-3月期ＧＤＰ ～財政危機がもたらすドイツ景気への恩恵
掲載日:2010-05-15 発表元:第一生命経済研究所
制御可能な財政不安はドイツ景気に恩恵をもたらす http://group.dai-ichi-life.co.jp/cgi-bin/dlri/top.cgi
ギリシャ財政危機が市場でクローズアップされ始めたのは昨年11～12月。1-3月期にはポルトガルやスペインなど、ギリシャ以外の南欧諸国でも金利上昇が見られたが（図表３）、前述の各種要因がプラスに働くなか、これまでのところ経済全体では目立った悪影響を及ぼしていない。とは言え、他の南欧諸国でも4-6月期に入って金利は一段と上昇しているうえ、財政危機の連鎖を断ち切るためにポルトガルとスペイン
の両国政府は相次いで財政赤字の追加削減に踏み切る方針を表明している。ギリシャ同様に、これらの国でも今後景気下押し圧力が強まってくる筈だ。だが、両国とギリシャでは、１.財政赤字の削減規模の面で、ギリシャが遥かに大きい、2.ギリシャが景気後退の真っ只中で財政赤字の削減を開始したのに対し、ポルトガルやスペインは循環的にみれば景気が上向き、曲りなりにも回復局面に入った段階で財政再建に踏み出す、点で事情はやや異なる。財政再建が難しいことに代わりはないが、そのハードルの高さには大きな差があると言えよう。
このように財政危機は今後、歳出削減や増税による厳しいデフレ圧力に加えて、金利上昇と不確実性の高まりによる企業の資金調達環境の悪化など、南欧諸国を中心に景気を下押ししよう。その一方で、今回のＧＤＰ統計で確認されたのは、財政不安がもたらすドイツ景気への恩恵だ。ギリシャを始め南欧諸国の財政不安の高まりは、これらの国々の国債利回りの急騰をもたらした一方、安全資産とみられるドイツの
国債市場への資金流入を生み、金利低下につながっている（図表４）。さらに財政不安によるユーロ安の加速は、ドイツの輸出企業に思わぬ恩恵をもたらしている。無論、今後は周辺国の経済状況が一段と悪化するなかで、ユーロ安と金利低下によるドイツ経済へのプラス面のみに目を向けるのは一面的だ。だが、財政危機への対応からＥＣＢが「出口戦略」を後退させ、中核国の景気実態と比べて金融政策が緩和気味
に運営されることもあり、中核国の景気拡大はむしろ加速していくことになろう。周辺国の財政再建との戦いは長丁場となることが確実だが、市場がこうしたポジティブなデータフローに目を向けるならば、「ギリシャ財政危機」も過去の話となる日が来るかもしれない。
写真は黙々と歩く木くい虫
