ポイント
米国株式市場の反落を映して、今日の日経平均株価は下落してのスタートになりそうです。ただし、ザラバは小動きを想定しているのですが、多少の戻りを見せる局面があるかもしれません。
米国マーケットの動向
ダウ平均株価は2時過ぎまでは穏やかな展開でしたが、その後大引けにかけて急速に値を崩し、113.96ドル、1.05%安で終えています。
急落の背景には、検察当局による住宅ローン証券販売関する捜査対象が拡大したことがあると思われます。JPモルガン・チェースの株価が2時半以降に目立って下げています。
もう一つの要因は、対ユーロでドル高に振れたことが上げられます。欧州の財政問題に対する不安が依然として強いと見られます。
VIX指数の2時半以降の急速な上昇が、マーケット心理の悪化を示唆しています。
さらに、好決算ながら、利益確定売りを浴び4.5%の急落となったシスコが、ハイテク株の重石となったと見られます。
今日の日経平均株価は?
このようなう展開を反映して、CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,480円となっています。これを今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ザラバは、警戒が必要なのですが、小動きと見ています。
ただし、多少戻りを見せる可能性もあると思っています。その理由は、ユーロが円に対して反発の気配があることです。
さらに、住友電工、みずほFG、NTTなど960社近くの決算がマーケットを下支えすることも考えられます。
ということで、ザラバで戻りの動きが出るかどうかに注目しています。
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