9日は個人戦でした。前日の負けはメンバーにかなりの心の傷を与え(笑)、同時に今日勝たなければいけないというプレッシャーもありました。全国大会に出場できれば記念でクラブバックを作ってくれるということもあり、正直プレッシャーに潰されてもおかしくないくらい緊張していました。
自分は前日の団体戦の昼休み、みんなで変わった布石を研究し、その中の「アポロ流(写真)」と「トーチカ大囲い」に目覚め、「黒番が当たったらアポロ流かトーチカ大囲い」という宣言をしていました。変則的な布石なので、結構リスクも高いですが、うまくいけばかなり打ちやすくなります。
そして1回戦、相手は前日準決勝で対戦した上宮Bの副将でした。ニギリ(白黒を決める方法)の結果黒番が当たり、トーチカ大囲いをしようとしましたが途中で阻止されました。ですが優勢を築き、このまま逃げ切りを図ろうとした矢先、厳しい勝負手を放たれて一瞬ピンチでしたが、何とか逃げ切ることができました。
2回戦も黒番が当たりました。トーチカ大囲いはいまいち手ごたえが良くなかったので、アポロ流をしようとしましたが、やはり阻止されました(^_^;)。ですが、うまく相手の石を攻め、最後はかなりの石を殺して相手を投了に追い込みました。
対戦表を見たところ、先輩が2回戦に勝ったら次は先輩と当たる予定です。さすがに先輩と当たったら負けを覚悟しないといけないなと覚悟していました。……が!?
今度も必勝態勢だったのですが、なんと持ち時間がなくなって時間切れ負けという結果にww。しかも、相手は昨日先輩が負けた上宮の大将(^_^;) 同じ相手に二日で2連敗してしまったのです。
3回戦はその上宮の大将との対戦でした。再び黒番を引き当て、またアポロ流をしようとして阻止されました(笑) 序盤に予想にない手を打たれてかなり動揺しましたが、うまくサバいて優勢になり、そのまま逃げ切りました。
反対がわのグループでは、小学生のころから全国クラスの力を持っていた興国の1年生が順当に勝ち上がってきました。決勝は負けても、勝ち点の関係で2位で全国大会に行けるようだったので、すこし緊張がほぐれました。
決勝も黒番が当たり(笑)、今度は見事アポロ流を敷くことができました。そしてそのまま開始20手ほどで早くも優勢と言える状況に。しかしその後の攻防で自分が失敗してしまい、さらに少し無理のある戦いを仕掛けて一気に混沌とした形勢に持ち込まれてしまいました。おそらく無理な仕掛けでかなり損をしましたが、それでも中盤に築いた大きな黒地がものを言い、形勢は黒よし。最後はコウ(囲碁でよくできる特殊な形)をめぐる攻防でかなり得をし、20目ほど勝つことができました。
これにより、自分は大阪1位、そして東京で行われる全国高校囲碁選手権大会、宮崎で行われる総合文化祭囲碁部門の参加資格を得ました。決勝で打った相手も2位として出場資格を得たようです。
先輩は惜しくも5位。これが高校の大会では引退試合となってしまいました。後輩は不戦勝以外は全敗でした。
どうやらクラブバック制作の話もなしにはならないようです。
みんかぶの皆さんで暇な方がおられれば、東京か宮崎どちらかに観に来ていただければ会うことができるかもしれません。