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[人物伝]続池田敏雄の生と死(8/8) 田原総一朗
[人物伝]続池田敏雄の生と死(7/8)へ
http://www.doblog.com/weblog/myblog/80998/43#43
エピローグ
IBM互換路線の快進撃も、その絶頂で起きたIBMとの大衝突も、池田敏雄は知らない。
M-190の発表にあたって、小林大祐(当時専務)は「IBMの汎用機でもっとも大きな370-168にくらべて、2倍ないし3倍の能力を持ちながら、値段が安く、世界中で1番強力で高性能の機種」であり、「Mシリーズ全体で、5年間に500台、金額にしても1兆円を見込んでいるが、これはきわめて控えめな数字」(富士通ニュース、74・12)だと強調している。
小林の読みどおりMシリーズを中核にして富士通は快進撃を続け、79年には、国内の単年度売上高で、ついに日本IBMを抜いて第1位になった。
かつては日立、日本電気のはるか後塵を拝していた富士通が、コンピュータのトップメーカーとなったわけだ。
岡田完二郎が社長になって、コンピュータに本腰を入れることを考えた、1960年には、富士通の売上高はIBMの47分の1でしかな...
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