映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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ダウ急落円急伸

6日の日経平均は10695.69(-361.71) 基準線、転換線を割り、雲の上限10636近辺まで下落。ボリンジャーはマイナス2σ10796も切り、マイナス3σ10638に接近。MACDはゼロラインを切るところまできており、RCIは低下。週足はまだ雲上、週足基準線の上だが、週足転換線10961を割り込み、週足ボリンジャーTP10734を切ってきた。週足MACDもシグナルを切ってきている。目先は下げの勢いが異様に強い状況。週足基準線10242守れるかどうか、が問題だ。これが守れないと、調整は長期化しかねないが、ダウ急落、円急伸をうけ、日本もいったんは、底値を叩く展開になる可能性が高い。10242の次のめどは週足雲の上限9990あたりだろうか。

ダウは、10520.32(-347.80)一時1000どる近い下げになったが、どうも誤発注の結果のようだ。しかしそれを別としても、基準線、転換線は下に破り、雲の上限10695も割り込み、下限10395を試す展開。ボリンジャーはマイナス3σ10728も下に抜けて、MACD RCIも下降。週足雲の上だが、週足転換線10882を割り込み 週足基準線10546も下抜け、週足ボリンジャーTP10742を下に切ってきている、週足MACD 週足RCIも下降。週足基準線を切ってきたことで、すぐに反発しないと中期も調整に入りそうだ。下げが続くと週足雲の上9439あたりまで下がってくる可能性もないとはいえない。

ドル円は90.55。基準線、転換線を下抜け、雲の上限90.68を破り 下限90.36を試す展開。ボリンジャーはマイナス3σ91.61も下に抜けてしまっている。週足は雲の下限を下に抜け、92.25の転換線も突き破り、一時88円台に突入したが、基準線89.72の攻防の展開である。

ギリシャ危機は世界的な危機の再来の様相を呈してきた。ダウも、ドル円も、目先はマイナス3σをきってきてメーターをふりきったような異様な動きである。ダウは中期的な節目も切ってきており、日本もそれをうけて下げが加速することは避けられない状況だ。主権国家の寄せ集めであり、金融財政の一体的な政策運用ができないユーロ圏が、鎖の弱い環として、叩かれているようにみえる。ECBやEUが迅速に政策対応しないと、市場はさらに凶暴になる危険がある。異様な状況には、異常な決意が必要で、普通許されないような方策にも大胆に踏み込むことが求められる。ユーロをつくった以上、経済的には運命共同体であることを認識して、各国が血を流すつもりがないととてもユーロは維持できまい。覚悟を市場が試しているということだろうか。もし対応に失敗すれば、ポルトガル、イタリアと連鎖反応がでてきて、ユーロは崩壊の危機に直面する。一方政策対応がきちんとタイムリーにでてくれば、異様な下げは一時的なものとして止まるかもしれない。
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