欧州の金融不安を嫌気。

[UMC取締役 岡部さん]

木曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、大手格付け会社がポルトガルの格付けを引き下げる可能性があると伝わったことから欧州の金融不安が拡大し下落したことから、売りが先行して寄り付いた。その後も、中国の金融引き締めに対する警戒感も拡大し、日経平均の下げ幅は一時350円を超える場面も見られ大幅安で推移した。
後場に入ると、アジア各国の株式市場が軟調に推移したことや、米メディアが爆発物の恐れからニューヨーク市の橋が一時閉鎖されたと報道されたことが投資家心理を冷え込ませ、日経平均は下げ幅を拡大した。
業種別TOPIXでは、海運、不動産、鉄鋼を中心に全銘柄が下落した。個別では、アンジェス　ＭＧ、昭和シェル石油、東京ガスが高い。半面、アセット・マネジャーズHD、ケネディクス、ＳＵＭＣＯが下げた。

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