蓄えのない会社は危険

坂本彰さん
坂本彰さん
現在のような相場が好調な時は全く関係ないのですが、
地合いが悪くなってくると真っ先にたたき売られる
銘柄があります。

それは、蓄えのない会社になります。


会社四季報では、利益余剰金という項目に書かれて
いますが、ようするに会社が貯金しているお金のことです。

個人の貯金と同じ感覚で考えてもらっても問題
ないかと思います。

利益余剰金の少ない、もしくはマイナスの会社の
場合、地合いや業績が悪くなってくると、その会社が
倒産するという最悪のケースが頭によぎります。


借金だらけの人が貯金が豊富な人よりも先に
自己破産するのと同じです。


他にも、利益余剰金(つまり内部留保)がないと
いざチャンスが訪れた時にも、行動が起こせません。

新規事業にチャレンジする、チャンスを生かす。

不景気でやることが限られてくれば、株主還元策として
増配する、自己株を取得するなどの行動も起こせます。

ですが、内部留保がなければこういった策も
打てないわけです。


景気が良い時、相場が好調な時はどの銘柄も同じように
株価が上がっていきますし、むしろ小型株のほうが
値上がり率としてはより高くなります。


しかし、株価と会社の基盤に何の根拠もない場合は
逆の流れになると株価は真っ逆さまに落ちていきます。


こういった事態は比較的多く、年に2回くらいはあります。

投資初心者の人は、日経平均の流れを新聞かテレビで見て
株を始めるチャンスを伺います。


最初は知識がないので、これも勉強かも知れませんが、
やはり大事なのは相場を出し抜こうとする考えよりも
あなたが買いたい会社の正しい知識ではないでしょうか?

http://saig.livedoor.biz/archives/1751281.html
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