ポイント
米株先物は堅調な動きです。ただし、先週金曜日の大幅下落の反動としては、力強さに欠けるように見えます。日経平均先物価格(円ベース)は11,000円を僅かに上回ったところで推移しています。
アジア、欧州市場の動向
アジア市場はマレーシアを除いて下げています。特に目立つのが香港(-1.41%)。米国株式市場の下落と、前日夜に発表された中国人民銀行の預金準備率引き上げのダブルパンチを受けました。休日のため、上海市場は休場でした。
欧州市場も軟調です。オーストリアとイタリアを除いて下げています。ただし下げ幅は限定的で、比較的に落ち着いているように見えます。英国は休場です。
GLOBEXでは、ダウ(+32ドル)、ナスダック(+8.0ポイント)ともに堅調です。上げ幅は拡大しています。
今日は、3月の個人消費支出統計が既に発表されていますが、ほぼコンセンサスどおりでインパクトはなかったようです。この後、3月の建設支出と4月のISM製造業景況指数の発表が予定されています。
堅調な米株先物の背景には、ユナイテッド航空とコンチネンタル航空の統合の話題があるようです。時間外取引で、UALが3.67%、コンチネンタルも2.91%上げていますから、マーケットはかなり歓迎しているようです。ただし、競合するデルタは0.17%下げています。
加えて、ウォーレン・バフェット氏の擁護で注目のゴールドマン・サックスも2.24%上昇しています。
日経平均株価への示唆
米株先物が堅調に推移していることから、CMEの日経平均先物価格(円ベース)も11,010円と回復基調です。
ドル円が円安に振れる動きを見せていることもあり、とりあえず、日経平均株価には好ましい方向への動きと見ています。
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