呑気呆亭さんのブログ
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OP研究③ バック・スプレッド考 その2
バック・スプレッド考 <<その2>> です
ここでは、バック・スプレッドに関する考察を展開しよう。
(A) FOTMの買いを積み上げるのは何故?
FOTMのプットが、株価急落場面で、プレミアムを爆発的に増大させることは既に述べた。 従って、この段階で大量のプットを売り、後に株価が回復してから安くなったプットを買い戻しても利益が得られるはずである。 何故先にプットを買っておくのだろうか?
オプションの新規売りは、新規買いに対してリスクが高い。従って、オプション新規売りに対する制限は、オプション新規買いに対する制限よりず~~~と厳しいのである。カブドットコム証券では、オプションの新規売り枚数は100枚までである(申請を出して増やしてもらうことは可能)。松井証券では、200枚が新規売りの制限値である。他方、新規買いは制限がないか、あったとしてもより緩やかな制限にとどまる。
従って、あらかじめ大量に買っておいたプットをプレミアム上昇局面で売り返済する方が有利なのである。
更に、プレミアムの上昇局面で、どこがプレミアムの最大値なのかを予知することは出来ない。 従って、新規売りから入る場合は、更にプレミアムが上昇すれば、自分が証拠金爆発のピンチに立たされる。 他方、売り返済する場合は、得られたかもしれない利益を取りそこなうことになるが、自分のポジションが危機にさらされることはない。
(B) スマイルカーブとの関係
**この項目は 書きかけです**
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いつもコメントありがとうございます。
バック・スプレッドは、レシオの逆ですから、相場が動かないと損失になります。
この事実は、期先を使おうが期近を使おうが変わりません。
他方、ベガは、期先の方が大きくなりやすいので、IV上昇時の効果としては大きくなりやすいです。
明日は、大学時代の友人と藤原宮の辺りに出かけます。
長い間会ってないので会話が楽しみです。
原資産が高い時に内側のプットをショートするとともに外側のプットをロングし、原資産が下落したら反対売買で手仕舞うという戦術は、ときどきやっております(同一限月)。
原資産が下落すると、時間があまり経過しない間であれば、「内側プットのプレミアム ÷ 外側のプットプレミアム」の値が小さくなるので、反対売買で利益が得られます。
問題は、「内側のプレミアム ÷ 外側のプレミアム」の値が、IVと原資産の変化が無ければ、時間の経過で大きくなっていく点です。
意図通り原資産が下落しても、時間が経った後では反対売買で損失になる可能性があるわけです。
外側を期先にするのは、これへの対処策かもしれません。
これから書かれるスマイルカーブとの関係には、大いに興味をそそられます。