ポイント
今日の日経平均株価は大幅高となったのですが、終値は寄り付きに対して約5円安。欧州の財政問題の一段落とFOMCの低金利継続を背景とした米国株式市場の上昇に加えて、円安水準を維持した為替という2つの要因がマーケットを決定づけたようです。
今日のマーケット動向
137円高で寄り付いた日経平均株価は、10時過ぎに167円まで上げ幅を拡大したのですが、その後は頭打ちとなり、午後2時過ぎからは手仕舞いの動きに押されて多少軟化して、132.61円、1.21%高で大引けとなりました。
一日を終えてみると、米国株式市場の上昇と円安で押し上げられた寄り付き価格が今日のほとんど全てであった様な気がします。57円強の狭い値幅の中を上下して、結局寄り付き価格を5円程度下回って終えました。
ギリシャの財政問題に対する不安が完全に払しょくされたわけではありませんから、大型連休の狭間でこのような展開になるのはやむを得ないのだろうと思います。
アジア市場は台湾を除いて上昇しています。原油価格の上昇もあって、インドネシアが1.52%高と好調であったことが目を引きます。香港も3日続落の反動もあって1.6%上げました。
一方、欧州市場はマチマチです。全体に値動きは小幅で、オーストリア(+0.93%)、英国(-0.87%)が目立つ程度です。
米国はマーケットが開いています。ダウ(-29.25ドル)、ナスダック(-12.57ポイント)と下げています。下げ幅は拡大しています
1-3月のGDP速報値が前期比で年率換算+3.2%と、コンセンサスであった+3.3%を下回ったことが影響していると見られます。このあと、4月のシカゴ購買部協会景気指数とミシガン大消費者信頼感指数・確報値の発表が予定されています。
ザラバの動きを見ると、ゴールドマン・サックスの株価が5.37%とかなり大きく下げています。これが銀行株全体の基調を弱くしているように見えます。
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