30日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。大引けは前営業日の28日に比べ 132円61銭(1.21%)高の1万1057円40銭で2営業日ぶりに1万1000円台を回復した。ギリシャ財政不安の一服を受け、投資心理が改善し、幅広い銘柄が買い戻された。朝方発表の3月の製造工業生産予測調査で4月は生産活動が改善する見通しだったことも支援材料になった。大型連休の谷間とあって「後場は買いを見送る投資家が増えた」といい、日経平均の上げ幅は28日の下げ幅(287円)の半分以下にとどまった。東証株価指数(TOPIX)も反発した。