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リーマン・ショックとギリシャ・ポルトガル・スペイン国債

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ショックはどちらが大きいか?

リーマン・ショック

2007年のサブプライムローン問題に端を発した米国住宅バブル崩壊を切っ掛けに多分野の資産価格の暴落が起こっていた。リーマン・ブラザーズも例外ではなく多大な損失を抱えており、2008年9月15日 リーマン・ブラザーズは破産した。
これを切っ掛けに、アメリカ経済に対する不安が広がり、世界的な金融危機へと連鎖した。日経平均株価も大暴落を起こし6000円台にまで下落した。
負債総額、約64兆円という史上最大の倒産劇だった。


ギリシャ・ポルトガル・スペイン国債ショック

ギリシャの国債が暴落しています。ギリシャ10 年国債の過去1年の利回りは147ベーシスポイント(bp)、年初来で122bpも上昇し(価格は下落)、ドイツ10年国債との利回り格差(スプレッド)は400bp前後と過去最大になっています(利回りはギリシャ国債が約年7.0%、ドイツが約3.1%)。加えて、ドイツ(DAX指数)は同期間で5.2%も上昇する一方で、ギリシャの株価(アテネ総合指数)は年初来で9%以上も暴落しているのです。

ポルトガルの国債とスペインの国債も信用が薄れつつあります。

1企業に過ぎないリーマンのショックと、3カ国の国債の信用低下によるショックはどちらが大きいでしょうか?

リーマンの64兆円のおかげで、世界の株式資産の1400兆円ほどが目減りしたという試算もあります。(世界経済の規模は7000兆円ほど)
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