2009年度末の上場企業数は3704社と1年前より114社減り、3年連続で減少したそうです(不動産投資信託や外国企業は除く)。
上場企業数のピークは2006年度末の3926社で、ピークからは6%減ったそうです。
再編や破綻などで株式市場からの退出企業が高水準で推移する一方、2009年度の企業の新規上場(IPO)が19社と31年ぶりの低水準に落ち込み、新陳代謝が進まなかったようです。
退出企業が高水準だったのは、親会社による上場子会社の完全子会社化と、MBO(経営陣が参加する買収)が活発だったためで、日立製作所は2009年度、日立マクセルなど上場子会社5社をTOB(株式公開買い付け)で非上場化したそうです。
一方で、IPOは三菱総合研究所など19社にとどまり、景気低迷で取引所の上場基準を満たせなかったり、株価が割安で上場を見送ったりしたケースが相次いだようです。
市場の活性化のためには、もっと多くの企業が新規上場してほしいですね。