今日のマーケット動向 4月23日

スケアクロウさん
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ポイント

 ギリシャ問題と円高が上値を抑えましたが、底堅い印象のマーケットでした。ギリシャがEUとIMFに支援を要請したことがきっかけとなって、対ユーロ、対ドルともに円安に振れていることが、月曜日の日経平均株価の下支えになりそうな気配です。

今日のマーケット

 18円安でスタートした日経平均株価は、100円強の値幅の中での上下にとどまり、34.63円、0.32%の小幅安で終えました。



 ギリシャを中心に、欧州のソブリン・リスク問題の再燃が大きな重石となったのですが、米国株式市場が予想外に回復したことが影響して、小幅安でのスタートとなりました。

 ザラバでは、G20を前にした週末ということで、様子見の姿勢が強かったことに加えて、円高への振れがマーケットの上値を抑えたようです。

 しかし一方で、堅調な値動きを見せる銘柄も多く、下値の堅さが感じられました。

 NTTデータが3.25%と大きく上げています。子会社のNTTデータ・イントラマートが前日まで3連騰を見せたことが理由の一つと推測しています。



 ビル事業で、1-3月の事務所・テンポ・倉庫の空室率が低下したことと、平均賃料の上昇を前日に発表した三菱地所が1.3%高となりました。



 アジア市場はマチマチでしたが、欧州市場は全体的に上げています。ギリシャが、EUとIMFに支援を要請したことがきっかけであったと見られます。スペインが1.3%強と大きく上げているのが目を引きます。ギリシャ(アテネ総合指数)も2%近い上昇です。

 ところが。すでに始まっている米国株式市場は、ダウ(-6ドル)、ナスダック(+0.68ポイント)と軟調気味な推移です。

 ギリシャをめぐる展開が好感され、好決算も続いているのですが、3月の耐久財受注が1.3%減少したことがショックとなったようです。コンセンサスは0.2%の増加でした。

 ギリシャに関しては良い展開であったけれど、ポルトガル、イタリア、アイルランド、スペインはどうなのかという懸念も指摘されているようです。

月曜日のマーケットは?

 以上のような展開で、米国株式市場の動向は予断を許しません。

 ただし、ギリシャが支援を要請したとのニュースと同時に、ユーロが反発して、円安に振れています。

 

 少し遅れて、対ドルも円安に動いています。



 したがって、円安によるマーケットの下支えが期待できそうです。

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