<10/3期業績は利益水準が計画を大きく上回った模様>
4月21日に会社側は10/3期通期業績の上方修正を発表した。修正の詳細は、売上高2兆円→2兆100億円、営業利益450億円→650億円、税引前利益350億円→550億円、当期純利益150億円→250億円で利益水準が計画を大きく上回った模様。
<微増ながら売上計画も上方修正されたことは明るい兆し>
主力の画像ソリューション分野の需要環境は依然厳しい状況が続いている中、10/3期売上計画が従来比0.5%増と微増ながら増額修正された。同社によれば事業環境に改善の傾向が出始めたようである。今後、11/3期で増収に転じる兆しとなる可能性があり、ポジティブな印象をTIWでは受けている。画像ソリューション分野の売上高について、前年同期比のマイナス幅は、4Q(1-3月)では3Q(10-12月)より縮小していると推察され、11/3期は増収に転じるとTIWは予想する。また、利益面ではコスト削減が4Qで会社側想定を大きく上回って進捗したと見られ、11/3期は利益面の更なる改善が見込める環境が概ね整ったと推測する。このため、TIWでは需要環境や事業構造の好転を背景に市場平均を上回る株価上昇を予想する。
<TIW業績予想を上方修正した>
10/3期業績の上方修正発表を踏まえ、TIW業績予想について、10/3期は会社公表の水準に、11/3期は売上高300億円、営業利益130億円上方修正した。なお業績詳細は4月27日の10/3期決算発表を踏まえた上で更に見直す予定である。(高辻 成彦)
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