ポイント
日経平均株価は、前日の大引けにかけて見せた意味のない下落の反動もあって、かなり大きなギャップアップとなりそうな気配です。11,000円を上回っての寄り付きを期待しています。米国株式市場で引け後に発表された好決算の影響からアップルが時間外取引で大幅高となっていることが日本市場にも好影響を与えそうです。ザラバも堅調な展開を想定しています。
米国株式市場の動向
堅調にスタートしたダウ平均株価は、10時半にかけて多少値を崩しました。しかし、その後は盛り返して25.01ドル、0.23%で終えています。
コンセンサスを上まわる決算となったゴールドマン・サックスの株価が、証券詐欺問題に対する不安もあって、すぐに値を崩したことが、寄り付き後のマーケットが調整した背景になったようです。
しかし、原油など国際商品市況が大きく回復したことから、資源・エネルギー株に好調な動きが見られ、マーケットを支えました。エクソン・モービルが1.08%上昇しています。
コカ・コーラやジョンソン・アンド・ジョンソンなど予想を上回る決算内容となるところが続いていますが、利益確定売りの動きも見られることが多少気になります。
しかし、VIX指数が9.28%と大きく下落しており、投資家のセンチメントが改善している様子が窺われます。
引け後に発表されたアップルが大幅増益の決算となったことから、時間外取引で5.65%の急騰となっています。この影響で、GLOBEXのナスダックも11.5ポイントと急上昇しているのが注目されます。
今日のマーケットは?
米国株式市場の堅調な展開を反映して、今日の日経平均株価は高めのスタートとなりそうです。前日大引けにかけてみられた意味のない下げの反動もあって、11.000円を上回る寄り付きとなりそうです。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)11,030円の近辺を寄り付きのメドとしています。
ドル円が円安方向に振れていることもマーケットを支えそうです。
今日は、2月の景気動向指数改定値の発表が予定されています、決算は9社程度と少ないのですがJFEに注目しています。
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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム