ポイント
日本の株式市場にも「インテル効果」が期待できそうです。日経平均株価の寄り付きは高く、ザラバも堅調な展開を想定しています。
米国株式市場の動向
ほぼ前日終値近くで寄り付いたダウ平均株価は、すぐに調整色を強め、10時半には58ドル安まで下げ幅を拡げました。しかし、その後は一転して回復基調に転じ、13.45ドル、0.12%高で終了しています。11,000ドル台を維持しました。
調整の背景には、売上高が期待を下回ったアルコアの株価が低迷したことや、身売り説が話題となっっているナスダック銘柄のパームの急反落が大きく影響したようです。
VIX指数を見ると、開始直後から10時半にかけて大きく上昇しており、マーケットのセンチメントが悪化した様子が示唆されています。
ただし、指数が示すように、マーケットはその後落ち着きを取り戻しました。ホームデポ。マクドナルド、3Mなどの堅調さが目立ちました。
注目はナスダック銘柄のインテル。ザラバでは1.02%高と落ち着いた推移でしたが、引け後に好決算を発表したため、時間外取引で3.73%の急騰に転じました。
明日の米国株式市場は、この「インテル効果」で大きく上昇しそうな様子です。
今日のマーケット
日経平均株価も「インテル効果」の恩恵を受けそうです。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)は11,210円となっていますが、寄り付きはこれより高くなりそうです。一応11、230円程度をメドとしています。
リスクは前日同様に、突然の為替の変動ですが、現在のところは落ち着いた動きです。
今日は、イオン、ローソン、良品計画、吉野家HDなど消費関連を中心に56社ほどの決算発表が予定されています。
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