11月16日 サブプライム 評価損は?

東京228堂さん
東京228堂さん
TOPIX 1,471.67 -27.19
日経平均株価 15,154.61 -241.69

昨日のアメリカ市場は
NYダウ 13,110.05 -120.96
NASDAQ 2,618.51 -25.81
大幅続落。生産者物価指数は悪くなかったようですが、
またまたサブプライム問題が再燃したようです。

日本市場もその煽りをモロに受け、日経平均は241円の続落。
新興市場はマザーズだけ続伸。REITも下げました。
為替は対ドル110円前半、対ユーロ161円前半と円高に進行。

中国市場は
香港 ハンセン指数 27,614.43 -1,136.78 -3.95%
中国 上海総合指数 5,316.27 -48.99 -0.91%

インド市場は
ムンバイ SENSEX30種 19,698.36 -86.53 -0.44%
インド NIFTY指数 5,906.85 -5.25 -0.09%

ベトナム市場は
ベトナム VN指数 998.22 -4.49 -0.45%
今日のアジア市場はやはりアメリカの影響で下落した市場が多かったです。

ドバイ市場は
DFM Index 5,623.14 -40.65 -0.73%

米ウェルズ・ファーゴのジョン・スタンフCEOは、
「米住宅市場の低迷は終わりにはほど遠く、大恐慌以降では最悪の状況」
とおっしゃったようです。大恐慌になるんですかねぇ。

今日16日の日経新聞に「サブプライム関連の証券化商品 評価損は?」
という記事が掲載されてました。Q&A方式で書かれていて
読みやすかったです。

「証券化商品を売却すれば売却損が確定し、それ以上損失が
膨らむことはない。だが今回は市場に買い手がほとんどおらず、
金融機関は売るに売れない状況で、時間が経過するだけ評価損が
ずるずる膨らむ構図におちいっている」
ここまではわかりきった話です。今回の記事のポイントは

「評価損の計算方法は?」
「会社基準では時価のある有価証券の場合、時価と簿価を比較し、
時価が下回っているときはその差額評価損とする」
「・時価には市場での取引成立価格を使うのが原則」
取引価格のないときは
「・仲介業者の提示した気配値」か
「・将来キャッシュフローや理論モデル分析に基づいて計算した
合理的な価格」などを利用する。

「アメリカでは市場価格を優先させることを明確化。
取引成立価格がないときは気配値を使う」
「日本は気配値と合理的に計算した価格のどちらを優先利用するか
はっきりしていない」
「気配値と合理的に計算した価格が違った場合は、気配値を
優先すべきではないか」とのこと。

気配値も合理的な価格も信用できるんでしょうか?
まだまだ不安定な市場が続くのでしょうかねぇ。

それでは今日はこれで失礼します。
3件のコメントがあります
1~3件 / 全3件
>まだまだ不安定な市場が続くのでしょうかねぇ。
不安定かつ不透明な市場はまだまだ続くかなぁーと
思っていますよー(^^ゞ
いつもこれらの忘却とかで市場が熱狂するような気がします。
NGTNさん
東京228堂さん、こんばんは。

アメリカでは、FAS157って会計基準がちょうど一昨日から導入されました。日経新聞は読んでないのですが、記事はそれがきっかけで書かれたものみたいですね。
http://www.gci-klug.jp/klugview/07/11/14/post_1297.php
http://ameblo.jp/993c4s/entry-10054247161.html

国内では、今週みずほFGが決算を発表しましたが、評価損の計上がぬるい感じでまだ損失が膨らみそうな感じでした。
(退会済み)
こんばんは。

> 将来キャッシュフローや理論モデル分析に基づいて計算した

このあたり、アメリカの政府のやる政策によって、
かなりブレがありそうですよね。

普通にやってりゃ貸し倒れの嵐?
恐ろしく「投機的な」債券ですよね。
だからこそ「誰も買い手がいない」という状況なわけで。

> 気配値も合理的な価格も信用できるんでしょうか?

まったく同感です。
そして「不良債権整理回収機構」みたいなヤツに二束三文で引き渡すシナリオなんでしょうね。
東京228堂さんのブログ一覧