ポイント
ダウ平均株価の下落を受けて、今日の日経平均株価は安く始まりそうです。11,260円近辺をメドとしています。対ドル円レートが円高方向に振れたこともあって、ザラバも軟調気味な推移となりそうです。
米国株式市場の動向
ダウ平均株価は72.47ドル、0.56%と続落で終えています。スタート直後から上値の重い展開が続いていたのですが、1時半過ぎから下落基調が鮮明になりました。午後3時に発表された2月の消費者信用残高がコンセンサスよりはるかに大きな減少となり、直後には124.54ドル安まで下げ幅を拡大しました。
シカゴ・オプション取引所のVIX指数が午後3時に急上昇しており、消費者信用残高のショックの大きさが見てとれます。
アメリカン・エクスプレスの株価が1.74%下落しました。
また、堅調に推移していたウォルマートも指標発表後に勢いを失い、0.45%の下落に終わりました。
今日のマーケット
このような米国株式市場の動向を反映して、CMEの日経平均先物価格(円ベース)は11,260円となっており、これを今日の寄り付きのメドとしていますが、多少それを下回る可能性もありそうです。
ザラバは、対ドルで円高に振れていることが重石になり、軟調気味に推移すると見ています。ただし、前日は円高方向に振れていた為替が、マーケット開始と同時に突然円安方向に戻していますので、今日も多少注意して見ていく必要がありそうです。
今日は2月の国際収支統計と機械受注、3月の景気ウォッチャー調査、4月の金融経済月報と重要な発表が続きます。
セブン&アイH、ファーストリテイリング、ユニー、ファミリーマート、久光製薬など29社の決算発表が予定されています。
マーケットに大きく影響しそうな国内要因もあることから、ザラバの展開から目を離せません。株価が5日移動平均線を割り込むかどうかに注目しています。
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