放鳥されたトキが産んだ卵が始めて目視で確認されました。
このまま順調に育てば今月末にはひな誕生が期待されます。
熱心にくちばしを動かしているオスのトキ。
その先には白い卵が２つ。
６日、環境省の職員がその目でも確かめました。
卵を大事に守るトキのペアはおととし放鳥された３歳のオスと
去年放鳥された１歳のメスです。
環境省によりますと６日夕方、
オスがくちばしで卵を転がす｢転卵｣をしていたところ
巣の中にある卵を確認したということです。
確認できたのは2個の卵でしたがトキの習性から推測すると
全部で４個産卵している可能性があるということです。
順調にいけば今月25日前後にひなが生まれる見通しです。
自然界でのひな誕生は実に31年ぶりとなります。
また、放鳥された別のペアも産卵した可能性が
高いことが新たにわかりました。
相次ぐうれしい知らせですが、
環境省は｢人間が近づいてトキにストレスを与えると巣から
卵を落とす可能性がある｣として
静かに見守るように注意を呼びかけています。
(7日 19:50)＜ＢＳＮ＞
ニュース映像は こちらで ご覧いただけます
http://www.ohbsntv.com/news/1.html
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