5日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。終値は前週末比53円21銭(0.47%)高の1万1339円30銭と連日で年初来高値を更新し、2008年10月1日以来の高値水準を付けた。米雇用情勢の改善や外国為替市場での円安進行を好感した買いが優勢となった。最近の株価上昇に伴う高値警戒感からの売りや、日経平均への寄与度が大きいファストリの急落を受けて上値は抑えられた。ただ相場の先高観を背景に下がれば買いに動く投資家も多いといい、日経平均は終日プラス圏を維持した。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。連日で年初来高値を更新し、08年10月6日以来の高値で終えた。