日航名古屋線など廃止へ
経営再建中の日本航空は、新潟と名古屋を結ぶ路線など採算が悪化している
国際線と国内線、あわせて50近い路線について、ことし10月以降に廃止する方向で
調整に入ることになりました。
日本航空は早期の再建に向けて一段とリストラを進める必要があるとして、当初予定
していた廃止路線の数を増やし、国内線と国際線、あわせて47の路線をことし10月末
以降に廃止する方向で国土交通省や自治体などと、調整に入ることになりました。
国内線で廃止が検討されているのは、新潟と名古屋を結ぶ路線を始め、大阪と
福岡、松山などを結ぶ路線や中部と札幌や仙台などを結ぶ路線などあわせて
31の路線にのぼっています。
新潟と名古屋を結ぶ路線は毎日、4便運航されています。
また国際線では成田とサンフランシスコやミラノなどを結ぶ路線や、関西と北京などを
結ぶ路線など、あわせて16の路線で廃止を検討しています。
ただ今後の調整によって廃止される路線の数は、変動する可能性もあるとしています。
これで日本航空の旅客事業の規模は去年3月末の時点と比べ3分の1程度縮小される
見通しとなり、地方空港を運営する自治体などへの多大な影響が懸念されます。
04月04日 12時34分 ~ NHK 新潟 ~