昨日、「本格的な警戒信号が点灯か?」と題して、米国のハイテク指標の頭打ちが鮮明になったことを指摘しました。
では、日本はどうなのか?
そこで、経済産業省の鉱工業生産動向を使って、半導体(集積回路)の在庫循環モメンタムを作成しました。
この図が示す通り、出荷の基調は強く、在庫の積み上がりも目立っていません。したがって、米国とは異なって、在庫循環モメンタムは反落の兆しを見せていません。
この在庫循環モメンタムと東京エレクトロンの株価を重ねたものが下の図です。当然ですが、かなり高い連動性を持っています。
対ドル円安に振れていますので、米国の指標が悪化したからといって、ただちに影響がでることはないと思われます。
しかしながら、在庫循環モメンタムの水準はすでに高く、ピークアウトが時間の問題であることは念頭におくべきだろうと思います。
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