オジサン28号さんのブログ
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その世界の常識(セオリー)とは・・・
競馬の世界でもそうでしたが、どんな世界でも、最初のうちは儲かります。
なぜなら、その世界の常識(セオリー)に染まっていないからです。
で、だんだんその世界のことが分かってくると、損をし始めます。なぜなら、その世界の常識【セオリー】にそまってくるからです。人はそれをビギナーズラックと呼びます。
なぜ、このような事になるのでしょうか?
それはゼロサムゲームだからです。だれかの損が自分の得になるという至極単純な理屈からきているのです。
競馬の場合、大勢の人が外れ馬券を買ってくれなければ、配当がだせません。
【それはばくちの世界で、金融の世界の場合は違います】とおっしゃる方もいらっしゃることと思います。
しかし、考えてみてください!!製造業と違って金融業って何かを製造して売っているのですか?
銀行を考えてみてください。
銀行は預金者から預金と言う形でお金を預かって、預金利息をつけて預金者に還元します。費用の発生です。
つぎに、預かったお金を運用と称して貸し付け、利子を取ったり、株に投資したりして収入を得ます。収益の発生です。
すると、当然次の方程式が成立します。
銀行のもうけ=収益-費用
ここから導き出される結論は、競馬の世界と同じです。
・預金者にはなるべく低い利息で我慢してもらう
・預金者からなるべく高い利子をふんだくる
・株で一人勝ちする
株は売る人がいるから、買うことができ、買う人がいるから、売ることのできる世界です。
ここで一人勝ちするには、大勢の個人投資家に値上がりする株を事前に売ていただいて、少数の機関投資家がその株を買買わせていただく、で、ある程度値上がったら、値下がりする直前に、少数の機関投資家がそれを売って、大勢の個人投資家に買って頂く、ということが絶対に必要となってきます。
機関投資家とは銀行、証券会社、ファンドなどを考えてください。
まあ、そういうわけで、銀行も証券会社も何かを製造しているわけではないので、人に損をさせることによってしか、利益を上げられない仕組みになっているのです。
だから、株屋さんのお話を聞いて設けた人はあまりいないのは、当たり前なのです。
(そのようなお話を聞かされることのない、インターネット 取引の方がずっと良いのは当然です)
高度経済成長の元、パイ(分け前)が年々増えているときはそれは目立たなかったのですが、経済成長が低下して、社会のパイが増えない定常状態になったとき、それはひときわ顕著になってきます。
で、かれらはお金を持っていますから、マスコミを総動員してキャンペーンやコマーシャルをがんがん流し、自分が儲けるために、人に損をしていただくための、「情報」を垂れ流す、それが、いつしかその世界の常識(セオリー)となっていく
と言うわけなのだと思います。
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