ポイント
日経平均株価は小高い寄り付きと、堅調なザラバの展開を期待しています。寄り付き価格は11,115円の近辺。年度末ですから、ザラバの動向如何では、大引けにかけて多少の波乱があるかもしれません。
米国株式市場の動向
ダウ平均株価は11.56ドル、0.11%高で終了しています。高値警戒感をものともせず、ジリジリと上げ続けているという印象です。
1月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数はコンセンサスを僅かに下回ったものの、マーケットへのインパクトは限定的でした。しかし、3月の消費者信頼感指数が52.5と予想された50.0を大きく上回ったことから、ダウ平均株価は10時過ぎにかけて44ドル強まで上げ幅を拡大しました。
ただ、ドルが強含んだことがマーケットの重石になりました。11時半近くには29ドル高まで下げています。ドル円を見ると、大きくドル高(円安)に振れています。
その後は大引けにかけて堅調さを取り戻しました。アップルがベライゾン向けに新型i-Podを開発しているとのニュースで、ベライゾンが2.6%上げたことが目を引きました。
ただし、ベライゾンと競合するAT&Tが2.1%下げましたので、マーケットへのベライゾン効果も多少相殺されたようです。
午後のマーケットの回復に貢献したもう一つのセクターは消費関連でした。消費者信頼感指数の強さが背景となりました。メイシーズが2.2%上昇しています。
VIX指数を見ると、一時大きく上昇したのですが、その後低下に転じています。マーケットのセンチメントは悪くないようです。
今日のマーケット
米国株式市場の上昇を受けて、CMEの日経平均先物価格(円ベース)が11.115円をつけています。これが今日の寄り付きのメドとなりそうです。
米国の重石になったドル高円安は、日経平均株価にはプラスになりますので、ザラバも堅調な展開を期待しています。
決算は西松屋、キリン堂など11社ほど。
日銀短観を前にした年度末ということで、大引け直前の多少の波乱には警戒しようと思っています。
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