DRAGON'さんのブログ

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システムのメモ書き。(その3)

 今回のお題は斎藤正章氏のシステムの改善点を探る。
 個人的なメモ書きみいたな物なので、興味が無い人はブラウザでバックを押して、お戻りください。

 今回はマネーマネジメントに関して。

 斎藤正章氏のシステムの細かい所は、ここに乗せちゃうと著作権とかに引っかかるので氏の書籍を読んでもらうなどして。(正直ググってもかなりの部分は分かると思いますけど)

 今回の改変の要旨は…
 斎藤正章氏のシステムは使ってみた人なら理解できると思いますが、最大の問題は利益が目標値に達しない場合、暦で60日間資金拘束される点です。
 資金が低い人間に取って、この長期の資金拘束は結構痛いです。

 また市場全体が急落した際に買いサインが大量に出ると言う性格上、下落の序盤に買いが重なると後半何も出来ないと言う、時間及び銘柄の分散による投資のリスク分散に反していると言う面も有りました。

 で、愚考してみたのですが…
 この期間を短縮出来ないものかなぁと。ただ現実問題、期間短縮しながら利益の目標額を10%とするのは、幾らなんでも虫が良すぎるので5%にして期間が縮まった分、悪化するであろう勝率を向上させます。
 実際、この変更で手数(投資回数)は増やせる筈なので、いざという時の資金切れも少しは減ると思うのですがね。

 さて、シミュレーションですが。

 まず斎藤正章氏のシステムを、そのままで。
 但し、イザナミの仕様上、少々変わって来る所と注意点を記載しておきます。

 1.株価が目標値に達しない時の手仕舞いは暦で60日後だがイザナミは営業日換算なので1ヶ月22日とみなし44日でシミュレーション

 2.対象の市場は、東証の1部、2部、新興市場(ジャスダック、マザーズ、ヘラクレス)のみ。残念ながら大証と地方市場は入らず。

 3.シミュレーション期間は2000年1月4日から、2010年3月29日まで。

 後、これはルールと少々違いますが、売買当日がストップ安、ストップ高で買えない場合はシミュレーションで考慮に入れています。

総バックテスト銘柄数4625
取引成立銘柄数(率)3151 (68.13%)
総取引回数10338回
1銘柄あたりの平均取引回数3.28回
銘柄保有期間総合計166178日
平均保有期間16.07日
最大保有期間48日
最小保有期間1日

勝率79.09%
利益取引数8176
損失取引数2162

平均利益(率)16.28%
平均損失(率)28.83%
ペイオフレシオ(率)0.56倍

利益の標準偏差10.57%
損失の標準偏差21.96%

期待値6.84%


データの並び順は年度、取引数、勝率、平均利益、平均損失、期待値の順で。

2010年7655.26%17.44%18.19%1.50%
2009年76174.51%16.18%31.79%3.95%
2008年384677.82%15.11%31.27%4.82%
2007年68971.12%16.26%23.62%4.74%
2006年106384.38%16.29%26.27%9.65%
2005年13367.67%20.41%30.91%3.81%
2004年58082.93%17.22%26.78%9.71%
2003年50085.60%17.89%29.98%11.00%
2002年90278.82%17.52%27.45%8.00%
2001年98384.23%16.64%24.10%10.22%
2000年80580.62%17.48%30.03%8.27%

 こうやってみると各年次とも、ちゃんと利益が出ています。

 で、実際、このシステムを”単利”で運用すると。
 (このシステムの単利モードは初期に決められた以上の予算を使いません)

 シミュレーションの設定は…
 初期予算100万
 レバレッジ無し。
 1日の最大使用予算30%まで。
 1銘柄にかける最大金額は30%まで。最低金額は1%まで。
 1銘柄にかける予算内で最低株数を購入する。
 なお、1銘柄にかける投資上限は直近の出来高の0.5%を上限。
 取引手数料は1往復で1000円相当
 同じ日にシグナルが出た銘柄が重なった際は移動平均乖離率(15日)の乖離率が小さい順で購入

 …まぁシグナルがどう出るか分からないので極力最低単元で買って行き、肝心の時に予算が尽きない様に買う。また手数料で足が出そうな少額取引だけは複数単元で。
 …って言う設定ですね。

 正直、手数料は格安の証券会社の1日定額制等を考えると有りえない程厳しい(イザナミでは千円単位の他にティック単位でも指定は出来るのですが単元辺りの最低購入価格が低い株ほど手数料が甘くなる傾向になると思いますので今回は却下)ですが、まぁその辺りはストレステストって事で。

バックテスト期間2000/01/04 ~ 2010/03/29
取引形態買い建て
運用方法単利で運用する
運用金額1000千円
レバレッジ1.00倍
取引手数料1千円相当

総取引回数1375回
銘柄保有期間総合計28440日
平均保有期間20.68日
最大保有期間46日
最小保有期間1日

勝率54.98%
利益取引数756
損失取引数619

平均利益(率)9062円 (18.48%)
平均損失(率)12395円 (36.16%)
ペイオフレシオ(率)0.73倍 (0.51倍)

利益の標準偏差(率)12100円 (15.14%)
損失の標準偏差(率)18309円 (25.61%)

期待値-597円 (-0.20%)
破産確率100.00% < 破産確率 ≦ 100.00%

利益6851千円
損失7672千円
損益( 利益 + 損失 )-821千円
最終運用資金( 運用金額 + 損益 )179千円
利回り-82.17%
プロフィットファクター0.89倍


 見難いですが、データーの並び順は、年度、運用開始資金、運用損益、利回り、PF、勝率、取引回数、最大DD、破産確率の順です。

2010184千円-6千円-3.26%0.66倍40.00%25回93.24%100.00%
2009450千円-266千円-59.11%0.30倍28.80%184回93.02%100.00%
20081316千円-866千円-65.81%0.37倍47.00%217回82.02%100.00%
20071958千円-642千円-32.79%0.43倍45.71%140回52.18%0.11%
20062223千円-265千円-11.92%0.86倍66.18%136回21.39%0.00%
20052034千円189千円9.29%1.33倍69.86%73回10.39%0.00%
20041381千円653千円47.28%2.14倍70.50%139回9.44%0.00%
2003963千円418千円43.41%1.94倍72.38%105回48.13%0.00%
2002755千円208千円27.55%1.12倍58.91%129回48.45%2.02%
2001938千円-183千円-19.51%0.91倍53.66%82回54.45%21.92%
20001000千円-62千円-6.20%1.13倍63.45%145回40.11%0.04%


 まぁ初年度からマイナスを出して原資割れし、2002年から5年までで盛り返すものの2006年からの強烈な下げトレンドでまた原資割れになっています。

 …いや、全部の株を買える程の、お金持ちなら氏のシステムは確実に儲けが出るんですよ。ただ資金に限りが有る人間がマネーマネジメントを考えずに利用すると死ぬって話で。

 …さて流れを切ってしまいますが、5000字の制限が有りますので、一旦ここで失礼します。
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