ポイント
米国株式市場の上昇を受けて、今日の日経平均株価は11,000円を越えての寄り付きとなりそうです。経済指標が多く予断は許しませんが、堅調な小動きを想定しています。
米国株式市場の動向
ダウ平均株価は45.50ドル、0.42%の上昇となりました。スタート直後から上げ幅を拡げ、11時過ぎには66.28ドル高とした後も、堅調な状態を維持したまま大引けを迎えました。
2月の個人消費支出統計はほぼコンセンサス通りでしたが、インフレ指標であるPCEコアデフレータが前月比±0%と、予想された+0.1%を下回ったことが好感されたようです。
また、ユーロに対してドルが安くなったことから、原油など商品価格が上昇しました。
その恩恵を受けて、エクソン・モービルが1.14%上昇しています。
VIX指数が1.01%低下しており、マーケットのセンチメントが良好であったことを示唆しています。特に大引けにかけて低下が続いたことに注目しています。
今日の日経平均株価
このような米国株式市場の堅調な動きを反映して、CMEの日経平均先物価格(円ベース)が11,050円となっており、これを今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
今日は、2月の鉱工業生産動向速報、失業率、有効求人倍率、家計調査など多くの重要な経済指標の発表が続くことは、昨日お伝えしたとおりです。決算もキューピーを始め16社ほど。
したがって、予断を許さないのですが、堅調な小動きを想定しています。小動きと見るのは、多少対ドルで円高に推移していることと、4月1日の日銀短観が控えているために大きく振れないだろうと考えるためです。
「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。
本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム