ポイント
後場に入って、不連続と思える急騰を見せ、昨年来高値を抜いてきました。新しいステージに入ったのかもしれません。月曜日のローソク足がどのような形になるか楽しみです。
今日のマーケット動向
66円高で寄り付いた日経平均株価は、前場はほとんど動きを見せないままに終わりました。ところが、後場に入ると一転して上昇基調となり、167.52円、1.55%の大幅高で大引けを迎えました。
急騰のきっかけは、対ドル円安に加えてアジア株、特に上海と香港の上昇であったと思われるのですが、個人的には、これまでの高値警戒感が突然に消えたように感じられました。昨年来高値を越えて、新しいステージに入ったのかもしれません。来週月曜日のローソク足の形と位置がどのようになるのか非常に楽しみです。
ダウ平均株価も同様な状況にあります。高値警戒感の重石をはねのけて、昨年来高値を更新しています。
ダウ平均株価と日経平均株価の連動性は非常に高い事に改めて注目しておく必要がありそうです。
今日の個別銘柄を見ると、円安の恩恵を受けて輸出関連ハイテク株の強さが目を引きました。ディスコが4.3%上昇しています。
そのディスコと同じ機械セクターの中で、出遅れが鮮明であった住友重機械が上昇率こそ1.7%にすぎませんでしたが、後場になって著しく堅調になったのが印象的でした。マーケットの雰囲気が一変したように感じられたためです。
アジア市場は、上海[+1.3%]、香港(+1.3%)を先頭に上げています。
対照的に、欧州市場はイタリアを除いて下げ基調です。ただし、下げ幅は限定的です。英国では小売株が弱いようです。ドルに対してユーロが戻しているため、ユーロ高が重石になっているのだと見ています。
GLOBEXでは、ダウ(+40ドル)、ナスダック(+8.50ポイント)ともに堅調です。前日の反動もあるようですが、上げ幅は拡大基調です。
今日は10-12月期のGOP確定値、3月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値の発表が予定されています。
月曜日の見通し
これから始まる米国株式市場は、GLOBEXの動きから見る限り、堅調な推移を見込めそうです。予定されている経済指標も確報値であることから、びっくりするようなことはないだろうと考えています。
ドルがユーロに対して安くなっていますから、商品市況にはプラスで、資源エネルギー関連株が堅調な動きをすることが期待されます。
したがって、日経平均株価は高く始まると思っています。
「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。
本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム