【ブラザー工業】指標面で割安感が顕著になって来た …

TIW藤根 靖晃さん
TIW藤根 靖晃さん
指標面で割安感が顕著になって来た

<依然、評価不足との見方を継続>
TIWでは株価上昇を予想する。その理由は(1)主力のプリンティング&ソリューションズ事業の売上が3Q(10-12月)で早くもほぼ前年同期の水準まで持ち直し11/3期は増収に転じる見込みである、(2)09/3期3Q以来営業赤字が続くマシナリー&ソリューション事業は、アジア向けの需要急回復を追い風に11/3期では営業黒字転換が見込まれる、(3)11/3期TIW予想PERは13.4倍と他の事務機メーカーに比べ割安感が顕著であり現在の株価は依然評価不足と見る、などによる。

<11/3期は2桁増収増益を予想する>
主力のプリンティング&ソリューションズ事業の売上推移を前年同期比で見ると、2Q(7-9月)を底に3Qでは急速に回復している。同社への取材によれば、競合他社の販促攻勢がそれほど厳しくなかったことが背景にあるようだ。4Q(1-3月)では競合他社の販促攻勢が強まっていると推測されるものの、アジア向けでは3Qで既に前年同期を上回る回復ぶりを見せており、11/3期では主力事業の持ち直しが鮮明になろう。11/3期は既存事業の需要回復だけでなく、BMB社(業務用通信カラオケ事業を主とする)の買収効果も加わることで10/3期比2桁の増収増益が見込めるとTIWでは考えており、売上高4,940億円、営業利益320億円を予想する。(高辻 成彦)

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