今日のマーケット動向と明日の見通し

スケアクロウさん
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ポイント

 大幅な円安によるマーケットの押し上げ効果があったにもかかわらず、上値の重さを感じさせる動きでした。前日に似たような展開です。ただ、前日と異なるのは、ダウとナスダックの先物が堅調に推移していること。明日の日経平均株価への好影響に期待が持てそうですが、やはり上値の重い状況は続きそうです。

今日のマーケット

 42円高でスタートした日経平均株価はすぐに減速基調となり、後場開始直後にはマイナス圏に入りました。その後多少戻して13.82円、0.13%高で終えています。



 ドル円が大きく円安に振れたにもかかわらず、マーケットの底上げ効果は限定的だったようです。



 とはいえ、機械や電気機器などの円安メリットセクターの堅調さが目につきました。中でもファナックが3.94%と急騰して、日経平均株価を15円強引き上げた事が特筆されます。



 このような円安メリットセクターの活躍があっただけに、かえって上値を抑える力の強さが感じられました。

 アジア市場は、週末にも預金準備率引き上げの可能性があるとして上海大きく下げ、連動して香港も下落したほかは、総じて堅調でした。

 欧州も上げています。スペインが1.51%と大きく上昇しているのが目立ちます。その他、ドバイ・ワールドに政府の支援が伝えられたドバイ市場が4.31%と急騰しています。

 このような堅調な動きを背景に、GLOBEXではダウ(+31ドル)、ナスダック(+7.25ポイント)ともに堅調な動きです。

 週間ベースの新規失業保険申請件数は44万2千人と、コンセンサスであった45万人を下回りました。継続申請件数の464.8万人と、先週の472万5500人がら減少しています。

明日の見通し

 米国株式市場が堅調に推移する見通しのため、明日の日経平均株価の寄り付きは高そうですが、ザラバでの上値の重さには警戒がかかせないようです。

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